ネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。
はじめに
全12話を観ての考察・感想です。
本作はただ面白いだけのショートアニメじゃありません。しっかりしたドラマとシリーズ構成、震災を意識したメッセージ、意外にも骨太な作品であり、その事を伝えたい熱い気持ちで本ブログを書きます。
総評
- rate(評価)★★★★★
- cons(良い点)
- 短尺(4分45秒)×全12話の構成という挑戦!
- ぶっ飛んだ映像と高密度演出の小気味よさ
- コンパクトだけど良く出来たドラマとシリーズ構成
- pros(悪い点)
- 色々と規格外で多少取っつきにくいところ
考察・感想
演出、作画、シリーズ構成など
全てを決める、超短尺で全12話という特殊なフォーマット!
本作の最大の特徴は、1本=4分45秒(OP1分+本編3分+ED45秒)という超ショートアニメであること。
本編だけなら、3分×12話=36分。通常のテレビアニメの2本分にも満たない。
このフォーマットなら1話完結のギャグ物で行くことが多いと思うが、本作はこの短尺でストーリー物をやろうというところが挑戦的で新しい。
本作は全てがここから始まっていると思えるくらい非常に重要なポイントで、ここを起点にしたことで、脚本、演出、作画、演技、様々なディレクションが決定していったのだと思う。
低カロリーだが、スルメの様な味わいの作画と背景
本作で、まず目を引くのがド派手な色彩感覚で塗りつぶされた映像である。
アニメなのでキャラはもともとだが、背景もポスタリゼーションされ非リアルな低階調で描かれていて、観ていて落ち着かない。
キャラは物凄くデフォルメされ簡略化され最低限の線で構成される。なんなら髪の毛の一部は本体と繋がっておらず空中に浮いている様に見える。
動きに関しては、基本的に動かない。例えば歩行のシーンは止め絵が上下に揺れながら横方向にスライドしてゆくだけ、というのが多い。しかし、1話でモナが窓から入ってくるときに三つ編みの髪の毛が「腕」の様に動いたり、2話でモナが虫取り網を振り回すシーンなど要所要所ではアニメとして動かしている。ただしコマ数は極端に少ない。
例えるならNHKみんなのうたのようなアニメ作家が1人で制作しているようなアニメの雰囲気がある。キャラも背景もローレゾであり、京アニとか、P.A.WORKSとか、そういった制作会社とは真逆のテイストであり、おそらくコストに関して相当な制約があったのだろうと想像する。
しかし、見続けていて、不思議とどのキャラも可愛く見えてくる。後述するが、キャラの可愛さは声優の芝居の確かさも貢献している。
低コストだからクオリティを我慢するのではなく、ローレゾ映像の情報量の少なさを逆手にして、敢えてド派手でキャッチーな手法で視聴者にアプローチしてくる。その在り方に気骨なロックな魂を感じる。
アクの強い強烈な演出
とにかく尺が短いので詰め詰めの映像である。
とてもテンポよくカットが繋がっていき、基本的に視聴者をゆっくりさせない。
そして、感情表現などをアニメの動きとして表現してギャグに昇華していたりする。全般的に過剰気味な演出が持ち味だ。
例えば、モナは感極まると、回転しながら凄い勢いで空を飛ぶ。疑問があると、空中で逆さになってあぐらをかいてゆっくり回転する。すずがベッドで寝つく時、溶けてなくなっていく。みんなでやる気を出した時は湯本駅の足湯場の傘を押し上げて回転しながら上昇する。などなど。彼女たちの感情は、彼女たちの動きでも表現されている。
これについては、アニメーション的な演出だとも言えるし、作り手のセンスが要求されるところでもあるが、私としては好きなテイストだ。
通常、こんな極端すぎる派手なアクションが、詰め詰めで連続したら、とても見にくいと思うが、実際にはそうでもない。これは声の演技と台詞がしっかりしているから、だと考えている。
実は、本作は目を閉じて台詞だけ追ってもストーリーはほぼ理解できる。ストーリーに関わる感情の重要な所は台詞と声優の演技で伝わる。だから、安心して映像で無茶出来る。
ちなみに、撮影的なところに触れておくと、意外と遠景のボケや太陽光線のフレアなどはきっちり入れている。ポスタリゼーションの背景にすると、こういうところに手を抜くと本当に見にくくなるうえに画面がプアになる。1話をみたときは、この辺きっちりやっているな、と思ったが、途中の話数では、少し手抜きになっていたかも…。
シリーズ物としてキッチリ成立しているシリーズ構成
私は全12話観て、本作のシリーズ構成に唸った。とても良く出来ている。
まずは、簡単に各話のイベントを列挙する。
- 1話:すずとふみの2人だけのフラ部(仮)、モナが転校してくる
- 2話:モナをフラ部(仮)に誘う、れいに冷たくさる、モナが挑戦状を叩きつける
- 3話:条件付きでしいなとなぎさがフラ部に入る、部費ゲットする
- 4話:千鶴先生がフラ部の顧問になる
- 5話:千鶴先生の特訓を受ける
- 6話:もなとみくが参加する、しいなの旅館でじゃんがらフラを成功させる
- 7話:海辺で合宿する。すずが魚市場でれい達が地域貢献しているのをみて落ち込むが、復活する
- 8話:なぎさのサッカークラブでトレーニングする、みぎわの引っ越しを知る
- 9話:フラ部でみぎわのサッカーの試合を応援する、みぎわが得点する、なぎさとみぎわと別れる
- 10話:復活祭にフラコンテスト知る、やる気モードのすずと付いていけないふみの喧嘩する
- 11話:のんべえ先生に、相手も自分も楽しませる事の重要さを教えられる、すずとふみが和解する
- 12話:復活祭でれいも巻き込んでみんなで楽しく踊る
本作は大きく前半、後半に物語を分けられる。
前半は、たった2人の弱小フラ部が部員、部費、先生を集めてゆき、特訓の末、しいなの旅館で初めてフラを踊り宿泊客や女将に喜んでもらうところまでのサクセスストーリーを描く。まず面白さだけで引き付けるというのが狙いだろう。
後半は、フラを通じて、別れ行く旧友を応援したり、仲間割れしたりして、ぶつかり合いの熱い展開で友情や絆を描く。少し骨のあるドラマを後半で登場させているのが確信犯である。
この辺が本作が緻密なところなのだが、実は、7話のれいのシーンから今もなお苦しむ震災の被災者に対して何が出来るか?というメッセージが改めて提示され、その事にどう向き合うかのドラマとして流れて行く事になる。
そしてラストは、自分も周囲もみんなで笑顔になって終わる。
このラストは、震災後の被災地の現在というテーマ、メッセージが含まれているが、出来るだけ説教臭くならないように最後の最後で少しだけ触れる、という構成になっている。
そして、この全12話を通して、すずは1ステップずつ確実に変化している。
最初すずは日和見主義だったが、モナの入部をきっかけに勢いに流される形で無我夢中でフラに没頭してゆく。しかし、れいの姿を見て改めて自分が何も出来ていない事に気付き落ち込む。復活祭のフラコンテストの存在を知り、れいに向き合うために本気を出したすず。すずのの熱い一面が厳しい猛特訓という形で現れるが、その結果大切なモノを見失う。最後はのんべえ先生の助言で、自分も相手も楽しくする、という基本を指摘され開眼する。といった具合だ。
全12話の本編を36分で鑑賞しても良いのだが、各話のすずの心境の変化を激流を下る様な勢いで観る事になる。だから、1週間単位で、各話でその気持ちを区切るシリーズ構成に意味がある。
逆に本作の様な良くできたプロットを無理やりショートアニメにする意味があったのか?とさえ考えてしまう。
この件についていろいろ想像しているが、本作が扱う少し重いテーマに対し、このようなノリの良い明るい作風が合っているの判断だとか、予算的な都合だとか、いろんな事情背景の結果なのではないか?と勘ぐっている。
いずれにせよ、この確かなシリーズ構成のおかげで、本作は非常に見応えのある作品になっている。
台詞だけで伝わるからこそ重要な声の芝居
本作は、基本的に台詞と声の芝居でドラマと物語を表現している。
芝居は全般的に極端な方向だが、すず(CV佳村はるか)は全12話を通して、ぐうたらキャラから、熱血キャラから、時に落ち込んだり、様々に変化しており、その都度そのテンションでの芝居があり、非常にバラエティに富んだ芝居だったと思う。
個人的に大好きで印象的だったのが、はやりモナ(CV三森すずこ)のハイテンションかつ根本的に可愛いという芝居。舌足らずでハーフっぽい感じも非常に良かった。
後はなぎさ(CVブリドカットセーラ恵美)のイケメンなのに臆面もない方言が凄くキマっていた。
総じて、誇張の効いた演技ではあるが、敢えてローレゾな絵作りを補って余りある、存在感のある声の芝居だと感じた。
物語・テーマ考察
震災復興の現在、というテーマ
本作は、明確に震災復興を意識したテーマを持っている。
それぞれの立場を象徴する3種類の人間
本作では震災に対する3種類のスタンスの人間が存在していた。
- れい:震災の被害を引きずっている者
- すず:震災の被害を引きずっていない者
- モナ:震災と無関係の者
れいは、網本の子なので、当時の津波による被害は間違いなく甚大だったであろう。その後も沿岸漁業は原子力発電所の事故により長期にわたり厳しい状況を強いられていたと思われる。いわきの漁業に関連するHPを観ても、魚は放射能検査をして出荷するなど、風評被害対策などの苦労もしのばれる。
すずは、いわき市民で震災経験者なのだろうが、1話で登場するすずの家はハワイを思わせる豪邸であり、おそらく山に近い所に住んでいて大きな被害は無かったのだろう。すずもまた被災者側とは言えるのだが、現在は何不自由なく生活している。
ただ、私が思うには、すずのスタンスは、テーマ的には東日本大震災の被害を知り、可愛そうと思いながら何もしていない他都道府県の人間も含めた大きな存在として定義されるものだと思う。つまり、多くの視聴者の立場である。
モナは、もともと引っ越し続きで、特定の土地と密接な関りを持たない。れいやすずは福島という土地の持つマイナス意識から逃れられないし、受け入れる必要があるが、モナは被災者だから可哀そう、という感覚を持たない。ある意味、ゼロ地点から平等にスタートしていて公平だ。それはモナが常に過去を見ず未来を見つめているからに他ならない。
この物語は、この3種類のスタンスの人間が織りなすドラマとして進んでゆく。
すずとれいの間の深い溝
女子高生の姉がフラをいい感じでやっているのを見て、その成功イメージだけで、ふみと二人でフラ部を始めようとしたが、実際にはただ足湯につかり、だらけて何もしないで過ごす日々を送っていた。
2話で、そんなすずとふみをれいは冷たくあしらった。お気楽で苦労知らずのすずに対してイラつく気持ちが有ったのだろう。すずとふみは黙ってて言い返せないのは、被災者の苦労を知り、相手の事を気の毒に思う負い目が少なからずあったからだと思う。
しかし、モナは違う。被災者という色眼鏡をかけずにれいの事を見ていたモナは、無礼な態度に思わずれいに挑戦状を叩きつける。モナの存在意義は本作ではとても大きい。
7話で、合宿先の魚市場でれいの姿を目撃したすずは大変なショックを受ける。それは、フラを通して魚市場の売り上げに貢献するれいの姿を見て、自分は何も出来ていない、誰も助けていない、と認識してしまったからだと思う。2話のれいの冷たい態度が、このタイミングで刺さった形だと思う。
そして、ここでも、この沈んだすずの気持ちを吹っ切らせ、切り替えたのはモナであった。モナは過去に囚われず未来を見ている。
がむしゃらにフラに没頭するすず
10話でれいはすずに復活祭のフラコンテンストのチラシを渡す。この行動がれいの仲直りの気持ちを込めたモノなのか?どうかについては詳しくは説明されない。だが、すずはれいと本気で向き合うために厳しい態度でフラを練習し始める。
そして、練習が厳し過ぎるという理由ですずと喧嘩してふみがフラ部を出て行く。
この喧嘩別れについては、被災した当事者以外の者が外野であーでもない、こーでもない、と議論だけして結局何も役立っていない事の皮肉のようにも思えた。
みんなで楽しく、それが一番大事という結論
そんな空気を変えたのが千鶴先生が送り込んできたのんべえ先生のダメ出しだった。
フラは相手も自分も楽しませるもの、という台詞が染みる。
喧嘩別れしていたふみも戻り、すず達のオリジナルのフラでみんなを楽しませるためにどうすればいいかを考える。
そして、大会当日。すず達はモナの母国でもあるフィンランドのフォークダンスのジェンガをモチーフに、フラを会場のみんなと一緒に踊りだす。はじめは戸惑っていたれい達も一緒に、笑顔で踊り空を昇ってゆく。そして、物語は終了する。
れいの震災の傷からの解放
正直言って、ラストを荒唐無稽に感じた視聴者もいただろう。フラじゃなくてジェンガかよ!、このハッピーエンド強引すぎない?逆に、これはこれで明るくて本作らしい、とか。
でも、これはテーマ的に考えれば、非常に重くて切ないメッセージを含んでいると思う。
今も苦しむ被災者を象徴するすずは、哀しみを背負っている。しかし、その哀しみを同情して欲しいのではなく、気持ちを楽しくしてくれる何かを欲していた。そして、それは現金やモノじゃなく人と人の笑顔の繋がりであったのだと。
れいは踊りの輪に入るのに最初躊躇しているのである。笑顔になるのにためらいがある。その事は、れいが背負っているモノが「楽しんではいけない」という思い込みを無意識にれいに強いていたからだと思う。それは、震災復興に疲れた被災者の傷という事もできるかもしれない。
しかし、すずや他のフラリオンガールズに手を引かれて踊りの輪に加わり、れいが笑顔になったシーンがワンカットだけ入る。私はここで、じーんと来てしまった。
この物語は、れいを救う物語だったのだと、私は考えている。
このラストを見てしまうと、本作が無駄にテンションが高くてぶっ飛んでいたのも、、むしろ「楽しさ」を表現するための意図的なディレクションだったのではないか、と思う。
制作は福島ガイナ(福島さくら遊学舎)
本作のアニメーション制作は福島ガイナ。(福島ガイナの経緯については、wikiのガイナ (アニメ制作会社)と福島さくら遊学舎参照)
福島県にある震災復興との関りが深い会社である。その人たちが作る作品なのだから、そのテーマ自体はよりリアリティのあるものだと想像する。
おそらくアニメーションという形で震災復興を描き被災地を応援すると言った際に、この問題に対する真摯な回答が本作なのだと思う。そう考えると本作のメッセージは良く分かる。
このちょっと重たいテーマを全く感じさせないように作った前半。そしてそのテンションでちらっと見せる重いテーマ。このさじ加減が絶妙で、個人的には非常に好きな作品になった。
キャラクター
山科すず(フライングベイビーズ)
本作の主人公。JC1年生。足湯で飲んでる「呑或(のんある)」が最高に可笑しい。
当初のゆるゆるな状況から、いくつかのイベントを経て、猛烈にフラに没頭してゆく事になる。
シリーズ構成のところでも書いたが、すずの毎話毎話の変化が丁寧に描かれている所が良い。
菖蒲池ふみ(フライングベイビーズ)
眼鏡で大人しいという、鉄板の幼馴染キャラ。マンガに付箋紙を貼って読んでる。
すずがいい加減な分、ふみがフォローさせられるという間柄であり、辛抱強さが目立つ。しかし、この面倒くさい部分で終盤に仲間割れしたりする。
デザイン上のポイントは左右別々に肩のあたりでリボンでゆるく結んだ髪の毛。ふわふわしていて、水色のリボンが蝶々みたいに見えるのだが、2話でモナがそれを虫取り網で採ろうとしていたのが可笑しい。
他のキャラも同様だが、眼鏡の線はレンズの下半分だけ水色で線を描いているだけで、徹底的に線が少ない。
桂川モナ(フライングベイビーズ)
転校続きの日本人とフィンランド人のハーフ。とにかく破天荒なキャラであり本作を引き立てる。
水着が赤ふんなのがヤバい。
1話で登場した時は、教室の窓から三つ編みを手に見立てて入り込んできて、テンションが上がると回転しながら飛行する。本作でもっともぶっ飛んだ行動をするキャラであるが、その行動の元となる気持ちの部分は非常にシンプルで直球である。
モナは転校続きで土地に対するしがらみを持たない。そして、モナは過去に拘らず未来を見ている。
モナはフラ部のエンジンであり、フラ部の活躍で無くてはならない存在だったと思う。
私は、本作の中でモナが一番好きである。
鹿畑しいな(フライングベイビーズ)
しいなは美人でクールで熱い。
もともとは実家の旅館のためにフラ部に入る。
12話のEDでみんなで足湯に浸かっているカットがあるが、れいの隣に座っているのが心に残っている。本来なら、れいは幼馴染のすずやふみと一緒に座っていてもおかしくないが、すず達がテンション高すぎるので、大人しいしいながれいの相手をしていたのが印象的だった。
京田辺なぎさ(フライングベイビーズ)
サッカー選手だったが故障中のところ、しいなに連れてこられてフラ部に入る。
友情に厚く困っている友人は四の五の言わずに助ける。
美人のしいなと男前のなぎさというコンビでフラ部に箔を付ける。
なぎさに関してはCVのブリドカットセーラ恵美さんの声質も演技も非常にマッチしてて良い。
なぎさの一番好きなシーンは、みぎわとの別れ際に、みぎわを後ろにして表情が一瞬くしゃくしゃになる所。完全に絵の演技なのだけど、あの1秒くらいの動きで、なぎさの葛藤が良く出てた。
もえ(ウクレレベイビーズ:ウクレレ担当)
背が高くて長髪でスナフキンみたいな風貌。もえとみくは、もともと漫才研究会の「飲まず食わず」というコンビ。
みく(ウクレレベイビーズ:ウリウリ担当)
小さくて目が大きい。頭の上に花が咲いてる。なんか、みくももえも両方ボケ担当だったような気がする。
れい(フラリオンガールズ)
れいが今もなお震災の被害に苦しむ者の象徴として描かれている事は前述の通り。
れいの好きなシーンは12話ですずにココナツブラの予備を貸すシーン。れいは困ったときに助けられてきた存在なので、困っている人に手を差し伸べる事に躊躇が無い。
当初、悪役的な扱いだったが、見事に正ヒロインだった。
千鶴先生
すずの担任の先生であり、フラ部の顧問。ココナツブラ事件という心の傷を持つ。
頭上の折り鶴は名前からのイメージなのだろうが、なぜ真っ白だったのかは考察しきれなかった。
双眼鏡で男子を観るのが趣味。
小原先生(のんべえ先生)
すずとふみが仲間割れしたために千鶴先生がヘルプとして呼んだ、かつて千鶴先生がフラ部だった頃のキャプテンでありフラの大ベテラン。
シャーロックホームズの様な風貌だが、何故か片足裸足。いつも酒をあおっていて酔拳を連想させるが、自分も相手も楽しくさせるのがフラという決め台詞がとてもカッコよくてイカす。
謎のいわき名物
パッと見で意味不明なものが繰り返し出てくるアレについて調べてみた。地元民には常識だと思われるが、そうで無ければ全く分からないモノばかりである。
- フラおじさん
- フタバスズキリュウ
- いわき市で発掘された恐竜
- 元常磐西部立坑櫓
- すず達の中学校の校舎の裏にある構造物は立坑櫓、炭鉱で石炭を上げたり物資を下ろしたりするための装置
- フクダジマ探検記 西部鉱 -西部立坑-
- 立坑櫓は、ほるる入口に移転(画像はこちら)
- 立坑櫓
- 立坑櫓についての分類 - 日本の廃山
- すず達の中学校の校舎の裏にある構造物は立坑櫓、炭鉱で石炭を上げたり物資を下ろしたりするための装置
おわりに
いろいろと規定外な作品ですが、とても好きな作品になりました。
本作がショートアニメという特殊なフォーマットであるためか、あまりにも感想や考察が少ないため、今の私の「好き」を余すところなく書いたつもりです。
このブログを見て、さらに本作のファンが増えたら良いな、と思います。