たいやき姫のひとり旅

アニメ感想など…

荒野のコトブキ飛行隊 10話「情け無用の爆撃機」

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感想・考察

キャラクター

ナオミとキリエ

ナオミは、キリエが撃墜され続けてきた蛇マークの零銭三二型のパイロット。

8年前にサブジーに出会い、弟子入りしたナオミ。操縦技術はサブジーを負かしてやるために、サブジーから盗んで覚えた。しかし、サブジーはある日、忽然と消えた。

ナオミは誰でもない自分の好きに生きている。誰の指図も受けない。敵も味方も無い。空を飛ぶのは気持ちイイから。

ナオミのポリシーはブレが無く気持ちが強い。気に入らない奴のためには戦わない。今回は、まだユーリアの主張の方が納得できるから、ユーリアの元で契約して働く。

コトブキ飛行隊のメンツはキリエを除き、誰かの為に戦っているが、キリエにはそれが無い。その事を悩み、何のために戦うのかの理由を探していた。

ナオミは一つの解答例だろう。誰の為でも無くて、自分の為に戦う。多分、ナオミはキリエのロールモデルになるのだろう。キリエの目標がナオミを超える事になっても良い。

ナオミは「いつかあのジジイ見つけて地獄に送ってやるんだ。それでチャラよ」とは言うが、サブジーへの憎たらしさは本物だろうが、同じくらい好きなのだろう。減らず口はサブジー似だ。

ナオミはこれまで、キリエを何回も撃墜してきたが、一度も殺さず生かしてきた。6話の空戦では、明らかにキリエを生存させるつもりで超面倒くさい戦い方で撃墜している。

ここからは、妄想だが、ナオミはサブジーからキリエの話を少しだけ聞いた事があって、隼一型のキリエのパーソナルマークを観て、こいつがキリエである事を理解していたのではないだろうか?そして、会った事も観た事も無いのに、やんちゃな妹分みたいに思っていたのではなかろうか?だとすると、ここまでキリエを撃墜して生存させ続けた気持ちも、分からなくもない。もし、そうだとしてもナオミも自分からはこういう話はしないだろう。

あくまで、妄想だけど、そういう事を考えていた。

世界観

ラハマ上空の穴

今回はアレンの予想に反して、ラハマ上空に穴が開いてしまった。推測では過去に小規模の穴は何度も開き、しかも、穴の先はユーハングとは限らない。

今回、撃墜された富嶽が穴の中に吸い込まれて誘爆し、その穴にイサオ富嶽が投下した爆弾も吸い込まれて、穴は消失した。

今度は、いつどこで穴が開くかは分からない。

西部劇の勧善懲悪の文法に乗っ取り、徹底した悪代官ぶりを発揮するイサオだが、穴を欲する理由が明確に描かれていない。最後は、イジツを守るためでした、というどんでん返しも大いにあると思う。

空戦

空戦について

今回の空戦は、大型爆撃機の高高度迎撃。相手は幻の超大型爆撃機富嶽」。コトブキ飛行隊の隼が装備したのはロケット弾とロケット増速器。これは、実際には彗星に装備されたものであり、隼に取り付けたのは無茶でもあるが、ロマンもある。

今回、隼はズーム上昇という機動を取っている。機体の実用限度以上までズーム(上昇)する。頂点で失速してしまうのでロケットブースターで再加速する。

ちなみに、隼の実用上限高度は10,000mだったらしいが、実際には5,000mくらいから性能低下がみられそこまでの運用は厳しかったとwikiに記載あり。ナツオがイケるハズと言っていたのは多分この高度、10,000mの事だったと思われる。

戦闘機について

遂に実機が存在しない幻の巨大爆撃機富嶽」が登場。詳細は、公式HP参照。

空中戦闘機動(マニューバ)について

例によって、マニューバについての基礎的な情報は、下記を参照。

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