はじめに 2018年7月放送開始のバドミントン部員達の活躍を描く「はねバド!」に大きな衝撃を受けている。 私は、アニメを見る時に、その物語の大局や、物語を捉えたい、と思っている。そして、それを捉えるために、各キャラクターに寄り添い、何故そう考え、…
はじめに 突然ですが、9話から「ひそねとまそたん」の各話考察・感想ブログを書きます。 8話では、新たな情報と謎がばらまかれ、これまでに丁寧に積み上げてきた伏線を更に立体的にした感じでしたが、9話で恋愛感情がドラマの軸に据えられて待ったなしの状態…
映画と原作小説のネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 はじめに 2回目の「リズと青い鳥」の鑑賞をしたので、あらためてブログを書きます。 私は「虚無感と味気無さ」とという強烈な感想を初見のブログに書いてしまいました。 それは事実として気持ちの…
映画と原作小説のネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 はじめに 私は、山田尚子監督&吉田玲子脚本の大ファンであり、響け!ユーフォニアムの大ファンでもあり、当然「リズと青い鳥」は非常に楽しみにしていたのですが、鑑賞後の感想は、自分でも驚くべ…
考察・感想 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 「不殺」は貫くことができるか? ヴァイオレットの命題のうちの一つは、絶対に殺生しない、させない。 ヴァイオレットは代筆の仕事を通して、戦争による理不尽な兵士達の死、残された家族の悲しみの悲痛を知り…
ネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 はじめに 十二章アンサンブルコンテストの感想・考察です。 他の短編は、その1の方にまとめましたが、あまりに長くなるので、十二章だけ分けました。 アンサンブルコンテストは第二楽章以後、新体制になって年度が…
ネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 はじめに 第二楽章に続く響け!ユーフォニアムの短編集ですが、期待を超えて良かった! もう、短編は本当にいろいろです。全体的に短い作品が多いので、もう日常の一コマだけで終わる空気みたいな作品もあり、今まで…
感想・考察 主張の異なる軍人達のぶつかり合い 先の大戦で戦ってきた軍人・兵士達の、それぞれの持ち味が違う主張のぶつかり合い、せめぎ合いのドラマだったと思う。 ディートフリート海軍大佐、メルクロフ准将、ヴァイオレットの3人の戦争への想いを紐解き…
感想・考察 クトリガル国、メナス基地の内戦 大戦は終結したが、内戦状態で戦闘が続く国もある。今回の依頼人は、船旅で一週間かかる大陸北端のクリトガル国の一兵士だった。 我々の住む世界も、第二次世界大戦後、イデオロギーの対立により西東分裂した。終…
感想・考察 アン・マグノリア 父親は他界。母親は自宅で病気療養。あと家政婦のエリスと高原の屋敷に三人暮らし。 母親の不治の病に気付いていて、そのうちに母親が亡くなったら独りぼっちになってしまう。だからこそ、残された貴重な時間を母親と過ごしたい…
感想・考察 サブタイトル もしかして8話9話は繋がっていて切れていないので、いうなれば8話が「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 前編」9話が「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 後編」と考えれば良いのだろうか。 ヴァイオレット・エヴァーガーデン ヴァ…
感想・考察 どうでもよいけど、サブタイトルが無いのは意図的なのか? ギルベルト・ブーゲンビリア 8話の主役はギルベルト少佐だったと思う。 出会いは可哀そうな子を引き取るという気持ちだけだったのかも知れない。 軍もヴァイオレットの大量殺戮能力に戦…
ネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 総括 P.A.WORKS オリジナル長編劇場アニメーションの本作は、とても奇麗で透明感がありノイズが少ない。 2時間の尺でも疲れない、見やすい映画だったと思います。 人が生まれて生きて死ぬ。その人生の中で関わった…
感想・考察 オスカー・ウェブスター 問題は、娘の死別を受け入れられない事 人気劇作家だったオスカー。妻を早くに亡くし娘との二人暮らしをしていたが、その娘も病気により他界する。大切な人が一人も居なくなった悲しみで、執筆も出来なくなり、酒におぼれ…
感想・考察 ユースティティア天文台 シャヘル天文本部 下界から隔離された天界 今回の出張先は、ケーブルカーで登った先の山頂のシャヘル天文本部。宇宙と雲海の間で天体を観測し、天体関連蔵書多数の図書館を併設。そこで働く者は男ばかり。ドールたちの到…
感想・考察 シャーロッテ姫 14歳で隣国に嫁ぐことになる一国の姫君。 登場シーンでは、行儀が悪く、泣き虫で、子供っぽさが強調されていた。 10歳の誕生パーティーのシーンでも姫君という公の立場に縛られ、一個人としての自分は存在していないような扱いで…
感想・考察 アイリス・カナリー アイリスは菖蒲(あやめ)の花からとった名前。 日本人の感覚だと菖蒲は5月で、棚田も田植え直後だったし、5月生まれなイメージなのかな、と想像。 他の作品を持ち出すのも何ですが、アイリスは「響け!ユーフォニアム」の加…
感想・考察 ヴァイオレットとルクリアの友達関係 3話でのポイントは、初めてヴァイオレットが他人の気持ちを伝えたい!と思った所だと思う。その気持ちがルクリアの手紙の代筆させて兄に届けるという行為に至った。それは、ルクリアがヴァイオレットにとって…
感想 エリカ・ブラウン エリカは自信が持てず押しが弱い性格。 エリカの代筆には、エリカの弱さが反映されてしまい、ドールの仕事の出来栄えもパッとしない。それによりさらに自信喪失にという悪循環。ドールの仕事を長く続けてて、そんな自分にも嫌気がさし…
感想 久々の京アニのTVアニメ。シリーズ構成が吉田玲子なのも嬉しい。ついでにいうと世界観設定は鈴木貴昭でミリタリー系も丁寧にやってくれそう。 キャラの線が多いからか大袈裟なアクションシーンは局所的に抑えて全体的にゆっくりした動作の芝居が多めに…
本ブログは、「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」のネタバレを含みますので、閲覧ご注意ください。 はじめに 2017年12月15日、映画「リズと青い鳥」のPV第二弾がネット上で公開された。 これにより、スタッフやみぞれと希美のキー…
はじめに DELL Latitude 7380(2017年8月発表)を購入したので、レビューを書く。 この製品は注文当時(2017年10月)はどこにもレビュー記事が無かったので、人柱覚悟での購入で、せっかくなので自分でブログに残しておこうと思った。 DELLのサイトとマニュアル…
ネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 はじめに 第二楽章のキャラ毎の感想が長くなりすぎたので、みぞれと希美だけ分けました。 第二楽章後半のメインディッシュであり、映画「リズと青い鳥」に直結するであろう核の部分です。 武田綾乃先生の真骨頂であ…
ネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 総括 再度読み直して、頭の中で整理出来ていなかった事が時間を経てまとまってきたので追加で感想をまとめた。 初回の感想を包含してはいないので、そちらもご参照頂ければ幸いです。 初回読了時には、後編終盤は関…
ネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 総括 後編では、オーディション以後、京都府大会、お盆休み、合宿、関西大会、そしてその後の文化祭、植物園での演奏会を経て、最後に来年度に向けてのチーム黄前発足までを駆け抜けた。 みぞれの希美離れ、まさかの…
ネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 感想 総括 今更だが、TVシリーズのユーフォは群像劇である。しかし、今回の劇場版では、描く対象を久美子とあすかに絞り込み、思い切って群像劇である事を放棄している。 そのお陰で、思った以上に観やすく、スーッ…
ネタバレ全開ですので、閲覧ご注意ください。 はじめに ユーフォ小説の第二楽章前編を読み直して、改めてこの作品の面白さをしみじみ実感。 第二楽章後編の発売は10月5日。その前に、前編を読み直して、感想、考察、後編の予想などの気持ちを一旦整理してお…
感想 まず、総括的な感想を。 プリンセス・プリンシパルは、アンジェとプリンセスの関わり合いがメインディッシュ。10年前のロンドン革命後からクイーンズ・メイフェア校の再会を経て、そこから11話までの間も互いに好き同士なのに、心をぶちまける事無く進…
感想 まず、ネタバレ的なラジオの12話予告 「case24 Fall of the Wall」 革命軍の女王暗殺計画を知ったプリンセスは、革命を止めようとするが、 プリンセス暗殺の失敗を察したゼルダは、プリンセスに銃口を向ける。 一方アンジェは、プリンセスの真意を確認…
ネタバレ全開ですので、閲覧ご注意ください。 総括 北宇治高校が全国大会出場し銅賞を受賞した翌年度。新一年生を迎え入れる4月から、夏休み前のオーディション結果発表までの約二ヶ月半を吹部部員達の群像劇を描く、待望のユーフォの続編小説。 今までユー…